メタカメラ ● 太田うさぎ
俳句はカメラ的とはよく言われることだ。
中上健次は使い捨てカメラの遊撃性に俳句を喩え、小説は大きなカメラだと言っている。ケータイで写真を撮れるようになったご時世なら尚更だろう。
つまりは、一瞬を切り取る、ということ。
でも、カメラは今ここを写すことしか出来ない。
俳句は過去に遡ってシャッターを切ることが出来る。過去だけじゃなく、未来や未知の世界にも。
メタカメラ?
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不定期・正午更新●『週刊俳句』の裏モノ●another side of HAIKU WEEKLY
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